S&P500種は今夏「最大20%」下落、それが買い時。米銀大手ウェルズ・ファーゴ最新予測

ウェルズ・ファーゴ S&P500種株価指数 調整局面

米ウォール街の大手金融機関の中にもついに、長く続いた株価上昇にブレーキがかかり、間もなく調整局面が訪れるとの見方が出てきた。

This image generated by Adobe Firefly 3.0 Preview

米銀大手ウェルズ・ファーゴ(Wells Fargo)のリサーチ部門インベストメント・インスティテュート(Investment Institute)のシニアストラテジスト、スコット・レン氏は近頃、マーケット・ブレドスが異常に狭まっている(=株価指数の値動きがごく少数の銘柄に左右される)現況に警鐘を鳴らした。

具体的に言えば、S&P500種株価指数の年初来10.6%という驚異的な上昇幅(5月��時点)のうち、パフォーマンス上位5銘柄の寄与率は5分の3近くを占める。5銘柄の平均上昇幅は40.8%にも達するが、残りの銘柄のそれは5%にも満たない。

レン氏は6月20日付の顧客向けレポートで次のように指摘している。

「誰もが分かっているのに誰も話題にしない、眼前の事実に今こそ目を向けようではありませんか。私が言っているのはもちろん、今年のS&P500種指数のリターンの大半を占める少数の銘柄のことです。はっきり言って、ここまでの株価上昇はごく限られた銘柄だけの話です」

Popular

あわせて読みたい