FSE プログラムの探索:すべてはメディア(All Things Media)

以下は、annezazu が書いた Make WordPress.org Test チームブログの記事「FSE Program Exploration: All Things Media」を訳したものです。 

誤字脱字誤訳などありましたらフォーラムまでお知らせください


WordPress 5.9のリリースによってフルサイト編集の大部分が公開され、フィードバックを得る準備が整いました。ここでは、これらの要素についてもう一回掘り下げるのではなく、より広い世界を吸い込むことにして、サイト構築において非常に重要な要素であるメディアの役割に話を移しましょう。アイキャッチ画像の設定やヘッダー画像の追加など、メディアは優れたサイトを構築するためのあらゆる部分に関わるものです。

前回同様、今回の探索の焦点は、今後のメディア関連の体験のデザインに役立つ洞察を集めるために、より長期的な、「希望的観測」の視点で考えることです。そのために、メディアを使ったサイト構築のための一般的なタスクをいくつか紹介し、その後、各自がどうなってほしいかを創造的に考えてもらうことにしました。フローがないため、テストの募集とまではいきませんが、バグを見つけることよりも(もちろん歓迎します)、こうなったらいいな、と思うことを考えることに重点を置いてください。

この投稿に目を通すとき、すべての項目に関わることも、どれかひとつだけに関わることもできることを思い出してください。いずれにせよ、すべてが参考になります。

簡単な概要

今回、テスト募集を行う理由のひとつは、WordPressプロジェクトにおいて、メディアに関する新しいプロジェクトやツールがいくつかあり、見逃している可能性があるからです:WordPress Photo DirectoryとOpenverseです。 

WordPress Photo directoryは現在ベータ版で、高品質な画像のキュレーションソースを提供することを目的としています。あなたがここに写真を追加すると、6億点以上を無料で利用できるオープンライセンスメディアの検索エンジンであるOpenverseに自動的に写真が表示されるようになるのです。今はまだ、これらは独立したツールですが、将来的には、WordPressの体験に直接統合する大きなチャンスがあります。この調査は、2022年のさまざまな目標に沿った非常に初期の作業へ情報を提供するのに役立つでしょう。 

WordPress Photo DirectoryとOpenverseの詳細については、こちらの記事で必要な情報を網羅的にご紹介しています

タスク1: 現在、何が可能かを探ってみましょう。

これらのタスクは、達成するための方法がいくつかあるため、意図的にオープンエンドにしています。どのような方法で、どのような理由で、どのようなステップを踏んだかを教えてください。また、バグを発見した場合は、コメントで報告してください。

  • 画像や動画が配置されたカバーブロックにデュオトーンフィルターを追加し、必要に応じて不透明度を調整しながら上にテキストを追加してください。 
  • ヘッダーの背景に画像を追加してください。
  • 画像にキャプションを追加してください。
  • ギャラリーブロックで画像を切り取ったり回転させてみてください。
  • 著作権で保護されていない外部の写真をアイキャッチ画像として投稿に追加してください。その画像をどこで検索したのか、普段どこで検索しているのかを共有するとボーナスポイントになります。
  • 投稿のテンプレートを編集して、投稿のアイキャッチ画像のサイズを変更します。 

今回の探索では、フルサイト編集でメディアを取り込むことを目的としているため、ブロックテーマを使用することが有利となります。そのため、以下の手順に従ってください。

  1. テストサイトを用意してください。ここの手順に従ってローカル環境へインストールするか、このようなツールを使って開発用の環境を構築することができます。
  2. テーマディレクトリにあるオプションからブロックテーマをインストールして有効化してください。

タスク2: 見たいものを書いてください。

上の経験を通じて、今後どのようなことを望むか、以下の質問を考えてみてください。アイキャッチ画像をカバーブロックの背景として使用することから、画像をスタイリングするもっと多くのコントロールの組み込み、そしてアイキャッチ画像全般の見直しまで、あらゆることが考えられます。アイデアが実用的かどうかは気にしないでください。これは、ユーザーが将来望む可能性のあるものの感覚を掴むためだけにあります。1つでも、すべてでも、あるいはまったく回答しないのでも構いません。リストは単なるチェックではなく、純粋に正しい枠組みで考えてもらうためのものです。 

  • Openverse や WordPress のフォトディレクトリをどのようにユーザー体験に組み込んでほしいですか ?
  • パターンやメディアについて考えるとき、心に浮かぶものは何ですか ?
  • ワークフローの改善点は何ですか ? 苦労した点は何ですか ?
  • メディアを正しく表示するために WordPress の外で実行しなければならない基本の作業は何ですか ? それらの作業をどのようにユーザー体験に統合してほしいですか ? 
  • 帰属情報を削除できない画像を使用することについてどう思いますか ? 大きな変更ができない画像についてはどうですか ?
  • 他に何かありますか ? 大きく考えてください。 

フィードバックを共有してください。2022年2月23日 (水) まで。

いつものように、この実験に参加いただき、ありがとうございます。もしも何か不明点があれば、#fse-outreach-experiment、この記事のコメント欄、またはスラックの DM で @annezazu (私です !)にご連絡ください。この実験の性質上、ここで共有されたすべてが実装されるわけではありませんが、あなたのアイデアが、最終的に今後の可能性を形作る助けになります。 

ホールウェイハングアウトにご参加ください。2022年2月16日 @ 5:30PM UTC

もっと掘り下げて探求したい、All Things Mediaについてもっと話したいという方は、@fcoveram@annezazu と���緒に、次回のホールウェイハングアウトに参加してください。カジュアルでオープンなハングアウトです。誰でも好きなように参加、退出でき、ビデオのオンオフもでき、話したり、ただ聞いているだけでも構いません。1時間弱の予定で、Make Testで再録されます。

参加するには、Make Slack#fse-outreach-experiment にアクセスしてください。ハングアウト時に Zoom のリンクが共有されます。

#fse-exploration, #fse-outreach-program, #fse-testing-call, #full-site-editing


Thanks!

この記事は、@atachibana の翻訳協力により公開することができました。ありがとうございます。